北陸初の自治体新電力「加賀新電力」について記事を書いてみた
電気の価格水準が全国でもっとも低く、今のところ新電力の参入が全国一少ない北陸電力エリア(富山県・石川県・福井県の嶺北地方)
そんな北陸地方で新しく設立された新電力「加賀新電力」の記事を見つけたので、今日はそれに関連してブログを書いてみました。
加賀新電力とは?
「加賀新電力」は2019年1月に小売電気事業者として登録されたようで、北陸地方で初めての自治体新電力になるとのこと。
今ごろになってようやく自治体新電力が初めて登場するってのは意外でした。
北陸地方はそれだけ新電力関連の動きが鈍いし、遅れているってことなのでしょう。
ちなみに北陸地方に参入している新電力で、電気料金が安くて有名なところには、Looopでんきや楽天でんき、F-Powerのピタでん、ミツウロコでんき、HTBエナジー(HISのでんき)などがあります。
余談ですが
北陸地方で選べる新電力の中で、価格的にも信頼性の面でも、もっともオススメできるのはLooopでんきだと、僕はそう考えています。
ただ、様々な電力会社の電気料金を一括で比較シュミレーションできるWEBサイトもいくつかありますので、そういったサービスを利用して、自分にあった新電力を見つけるのも良いかもしれません。
電力会社や電気料金を一括比較できるWEBサイトBEST3
話が横にそれました。。。
Looopでんきや楽天でんきなどは、北陸地方だけでなく、全国ほとんどの地域に参入している比較的有名な新電力ですが、北陸地方にしかない新電力には「石川電力」というのもあります。
僕はこれまで石川電力は自治体関連の新電力とばかり思いこんでいたのですが、自治体が取り組む新電力として北陸初になるのは「加賀新電力」とのことなので、どうやら勘違いだったようです。
ともあれ、加賀新電力について、ちょいと調べてみたところ、どうやら現時点では加賀新電力は家庭向けの小売販売にはあまり積極的ではないようですね。
加賀新電力のホームページを見ても、料金メニューや単価などは記載されてなかったので。
加賀新電力の電力買取サービスについて
ただ、加賀市が取り組む『加賀市版RE100』を実現するための一歩として、12月1日より住宅用太陽光発電の電力買取サービスを開始しているとのこと。
卒FIT電力の買取単価というのは、全国的に7円~10円/Kwh程度が相場のところ、加賀新電力では14円/KWhで買い取ってくれるそうです。
(ただし、買取の申し込み対象は加賀市内の住民の方限定で、先着100名まで)
卒FITの買取価格が14円/KWhというのはなかなか高額な方だと思いますし、買い取り期間は3年間とのことなので、加賀市内で太陽光発電のFIT買取期間が終了されたご家庭は、加賀新電力と取り引きするのも悪くはないかもしれません。
ただ、加賀新電力のことを調べても情報が少なすぎるし、小売販売もしているのかしていないのかよく分からないし、いかんせん信頼性が低すぎるんですよね。
石川電力なんかもそうなんですが(注※)、最初のうちはすごく良い条件だったのに、いつの間にか中止して、そしていつの間にか別料金のプランに変わったりする可能性だってあるわけですよ。
(※)石川電力は消費税が10%にアップした2019年10月時点では一般家庭向けのサービスは中止していましたが、先ほどもう一度HPを確認したところ、料金プランの価格や内容を変えて家庭用の募集を再開していました
価格だけでなく企業実績や信頼性をチェックすることが大事
そういうことが実際に日常茶飯的にある、ということを考えると、やはり価格だけで決めるのはあまり良くないですね。
はじめの方で紹介した電気料金比較サイトなんかを利用すると、どの新電力や電力会社がもっともお得になるのか?
わりと簡単にチェックできますが、価格やお得さといった価値基準だけでなく、信頼性の高さ、経営実績や誠実さなどのようなところも、きちんとチェックすることが大事だと思います。
次回のブログでは、そういったところを踏まえた上での新電力おすすめ情報ってのを書いてみようと思います。
ではMATA。