kozou41’s diary

電力業界や電気のあれこれについて書いてます

未だに原発推進派の人たちに物申してみた

 

今や世界的ともいえるCO2削減のキャンペーンは

2020年もさらなる広がりが予測されているらしく

電力業界でも「脱炭素」の動きが急加速していますね。

  

発電所イメージ

 

例えば、ドイツなんかでは、発電量に占める再生可能エネルギーの比率は

今では化石燃料を逆転し、46%にまで達しているそうです。

 

東京ガスの社長なんかも、ちょうど1ヶ月ほど前に

「CO2ネット・ゼロ」を目指す方針を発表してますね。

 

www.msn.com

 

 

電力業界においては、脱炭素化やCO2削減というと

要は石炭火力などの火力発電を減らして、再生可能エネルギー

原子力による発電を増やすということになると思いますが

 

今の日本では原子力を増やそうという声よりも

再生可能エネルギー関連事業に係わる声の方が多いようです。

 

 

つい10年ほど前、東日本大震災前の日本では

原発推進派の人の声がすごく大きかったんですけどね。

 

10年前は太陽光や風力などの再エネ発電のことを口にしても

「何いってんだコイツ、馬鹿じゃねーの?」

みたいな感じで、話にもならないような雰囲気でしたが

今ではそんな人達の声は、ずいぶんと小さくなってきた感じです。

 

家庭の電気イメージ

 

いやー、ほんと時代の流れって面白いですね。

 

僕は原発反対派でも賛成派でもなく、原発に大して興味もありませんが

(僕は10年前から再生可能エネルギー発電の推進派です)

 

 

政府の計画では、原子力も20%~22%ほどで維持したい考えなので

まあ、日本で原子力が無くなるようなことはないでしょう。

  

 

ただ、昔のように原子力で50%以上の自給率を目指すような意見は

もはや時代遅れもいいところです。

  

地域電力の小売部門と送配電部門は今年4月に完全に分離されますし

地域電力も今さら原子力に多額の投資はできないでしょう。

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plaza.rakuten.co.jp

 

 

そもそも、原子力推進派というか、原子力信奉者の人たちは

理屈っぽいのが過ぎるんですよね。

理論では正しいと思ってるのかもしれないけど

彼らは人の気持ちを分かっていないところがあるんですよ。

 

大体いくら理屈を並べても、その人が原子力発電所を作るわけじゃないし

その人が原発を管理するわけでもありません。

そもそも原発に勤めている人たちにしたって

その人がずっと最後まで管理し続けることはできないわけです。

 

だから、誰も責任をとることはできないのが原発なんです。

 

だけど、再エネ発電ってのは、個人レベルでも責任をとれるんですよね。

 

個人レベルで発電所を作ることもできるし、管理だって個人でできます。

もちろん自分が死ぬまでに、それを清算することも可能です。

 

そういう意味で、安心安全なのが「再生可能エネルギー(発電)」なんですよ。

 

僕は原子力発電を設立することできないし、管理することもできないので

「CO2削減のために原子力を推進すべきだ」なんて

そんな恥ずかしいことはいえないです。

 

だから、僕は自分にできること、できそうなことだけを

これからも声を大にして言いますね。

 

 

最高!