未だに原発推進派の人たちに物申してみた
今や世界的ともいえるCO2削減のキャンペーンは
2020年もさらなる広がりが予測されているらしく
電力業界でも「脱炭素」の動きが急加速していますね。
例えば、ドイツなんかでは、発電量に占める再生可能エネルギーの比率は
今では化石燃料を逆転し、46%にまで達しているそうです。
東京ガスの社長なんかも、ちょうど1ヶ月ほど前に
「CO2ネット・ゼロ」を目指す方針を発表してますね。
電力業界においては、脱炭素化やCO2削減というと
要は石炭火力などの火力発電を減らして、再生可能エネルギーや
原子力による発電を増やすということになると思いますが
今の日本では原子力を増やそうという声よりも
再生可能エネルギー関連事業に係わる声の方が多いようです。
つい10年ほど前、東日本大震災前の日本では
原発推進派の人の声がすごく大きかったんですけどね。
10年前は太陽光や風力などの再エネ発電のことを口にしても
「何いってんだコイツ、馬鹿じゃねーの?」
みたいな感じで、話にもならないような雰囲気でしたが
今ではそんな人達の声は、ずいぶんと小さくなってきた感じです。
いやー、ほんと時代の流れって面白いですね。
僕は原発反対派でも賛成派でもなく、原発に大して興味もありませんが
(僕は10年前から再生可能エネルギー発電の推進派です)
政府の計画では、原子力も20%~22%ほどで維持したい考えなので
まあ、日本で原子力が無くなるようなことはないでしょう。
ただ、昔のように原子力で50%以上の自給率を目指すような意見は
もはや時代遅れもいいところです。
地域電力の小売部門と送配電部門は今年4月に完全に分離されますし
地域電力も今さら原子力に多額の投資はできないでしょう。
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理屈っぽいのが過ぎるんですよね。
理論では正しいと思ってるのかもしれないけど
彼らは人の気持ちを分かっていないところがあるんですよ。
大体いくら理屈を並べても、その人が原子力発電所を作るわけじゃないし
その人が原発を管理するわけでもありません。
そもそも原発に勤めている人たちにしたって
その人がずっと最後まで管理し続けることはできないわけです。
だから、誰も責任をとることはできないのが原発なんです。
だけど、再エネ発電ってのは、個人レベルでも責任をとれるんですよね。
個人レベルで発電所を作ることもできるし、管理だって個人でできます。
もちろん自分が死ぬまでに、それを清算することも可能です。
そういう意味で、安心安全なのが「再生可能エネルギー(発電)」なんですよ。
僕は原子力発電を設立することできないし、管理することもできないので
「CO2削減のために原子力を推進すべきだ」なんて
そんな恥ずかしいことはいえないです。
だから、僕は自分にできること、できそうなことだけを
これからも声を大にして言いますね。